プロ野球ブログ

プロ野球について思うことを淡々と。

【ルーキー解説】阪神 木浪聖也のオープン戦好調の要因とシーズンの課題について。

 

f:id:kazuyabaseball1625:20190319021348j:plain

 

こんにちはカズヤです。

 

 

オープン戦も後半戦に入り、開幕まで大詰めとなってきました。

 

 

 

 

そして阪神タイガースは新人の木浪選手、近本選手の二人が

 

 

キャンプから相変わらず躍動しています。

 

 

 

二人はもう開幕レギュラーもほぼほぼ確定と言っていいでしょう。

 

 

 

 

 

そして今回はその一人である木浪選手について改めて解説していこうと思います。

 

 

 

 

 

ちなみに木浪選手の特徴などについては、

 

 

先月に書いた記事に詳しく書いているので、

 

 

kazuyabaseball1625.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

「木浪聖也ってそもそもだれやねん」

 

 

 

「木浪ってどういう選手?」

 

 

 

などなど、木浪の基礎編を知りたい方は

 

 

 

この記事から読んでもらえると良いと思います。

 

 

kazuyabaseball1625.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

そして今回は、オープン戦を通して見えた

 

 

 

木浪選手の強みや、好調の要因、課題

 

 

またレギュラー候補でもあった北条選手と、差をつけた決定的なもの

 

 

など

 

 

木浪選手についての「解説アップデート版」を書いていこうと思います。

 

 

 

 

DAZN

 

 

バッター木浪の強みとは?

 

 

バッティングに絶好調の木浪選手ですが、

 

 

 

その要因でもある大きな強みになっているものがあります。

 

 

 

 

 

 

それはインコースヒッターであるということです。

 

 

 

 

 

オープン戦でも多くの投手からかなりインコースの球を攻められていますが、

 

 

彼はあまり苦にせず、振りぬきほとんどヒットにしています。

 

 

 

 

インコースはかなり得意なようですね。

 

 

 

 

鮮明に焼き付いているのは、キャンプ初実戦、初打席でホームランにしたバッティング。

 

 

 

あれもインハイの球を見事にさばき、打っていました。

 

 

 

 

 

プロのインコースの球に苦労する新人選手も多い中で、

 

 

 

 

1年目から対応し、結果も残せているのは大きな強みであり、

 

 

シーズンに入っても数字はそれなりに残るでしょう。

 

 

 

 

 

今年はインコースをさばく、気持ちのいいバッティングを

 

 

注目してみていいでしょう。

 

 

 

 

 

 

木浪選手の好調の要因とは?

 

木浪選手はインコースヒッターであるということは、分かりました。

 

 

 

 

プロのインコースに力負けしないバッティングができているからこそ、

 

 

オープン戦の結果にもつながっていると。

 

 

 

 

 

でもでも、ぶっちゃけできすぎじゃないですか?

 

 

 

 

 

と言う方もいると思います。

 

 

私も正直そう思っていました。笑

 

 

 

 

 

 

 

だけど絶好調であるということにも、きちんとした「根拠」があります。

 

 

プロで結果を出すのに、たまたまというのは存在しません。

 

 

 

 

 

ではオープン戦打率4割越えをしている要因とはなんなのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

①振りぬけている

 

 

一つ目は何と言っても、来た球に対してしっかりと振りぬけているということです。

 

 

 

打った後のフォロースルーは出場している選手の誰よりもいいんですね。

 

 

 

 

 

先日の西武とのオープン戦でバットを折りながらもタイムリーヒットを打っている場面がありましたが、

 

 

 

そのバッティングこそ木浪選手の好調を象徴しているものでした。

 

 

 

 

早いカウントでも得意のインコースや変化球にもきちんとコンタクトし、迷いなく振り切っている。

 

 

 

ここが一つの大きな要因です。

 

 

 

 

②カウントを作れる

 

 

ここは近本選手にも言えるところでもあり、「新人離れしているな」と感動するのですが

 

 

 

 

先ほど述べた、

 

 

 

積極性がありながらも

 

 

ゾーン内の空振りが少なく、ボール球もきちんと見逃せているというデータが残っているんです。

 

 

 

 

 

試合を見ていても分かるのですが、1打席1打席とても内容が良い。

 

 

 

 

 

と言うのも、きちんと「自分のカウントが作れている」ということ。

 

 

 

 

無駄なボール球や、誘い球に乗らずにきちんと見逃し、

 

 

狙った球はほとんど空振りをせずきちんとコンタクトし振りぬく。

 

 

 

 

 

 

私が彼を見て、今年期待できるなと思ったのは、

 

 

 

 

 

単に「好調だからボールが良く見えている」ということではなく、

 

 

 

 

元々「ボールを見る技術」が既に備わっているからできているということを

 

 

 

実践打席を見る度に感じるからです。

 

 

 

 

 

 

非常に「自分のカウント」に持っていくのが、新人ながらとても上手な選手です。

 

 

 

 

 

そうそう大きく調子を崩したり、スランプになることは無いかもしれません。

 

 

 

 

「シーズン通して使いたくなる」という声がいろんな評論家から聞こえるのも、ものすごく分かる気がします。

 

 

 

 

 

木浪選手の今後のシーズンの課題

 

 

木浪選手の凄さ、好調の要因はなんとなく分かっていただけたかと思います。

 

 

 

 

 

今年はルーキらしく好き勝手やってほしいところです。

 

 

 

 

 

 

が、

 

 

 

 

 

 

レベルが高い選手が故にこうしてほしいという課題もチラホラ見えてきます。

 

 

 

 

今後、シーズンを戦う上でよりチームで輝くためにどのような課題があるのか?

 

 

書いていきます。

 

 

 

 

 

 

木浪選手の今後の課題

 

①「1番バッター」としての役割を果たせるか

 

開幕は「一番 ショート」がほぼ当確だとされていますが、

 

 

 

 

正直1年間という長いスパンで見ると、限界が見えます。

 

 

 

 

 

 

というのも、

 

 

 

 

 

「1番バッターとしての役割」という視点で見ると、

 

 

 

現状木浪選手はあまり果たせていません。

 

 

 

 

 

 

木浪選手は早いカウントからドンドン振ってくる積極的なバッターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

オープン戦を見ても1打席目からカウント0-2から振っていって凡打

 

 

というのが結構あります。

 

 

 

 

これでは「1番バッター」としてはいただけません。

 

 

 

 

 

 

矢野監督も「積極性のある野球」を提唱していますし、

 

 

ルーキーらしくドンドン振っていくのはとてもいいとは思いますが、

 

 

 

 

 

 

シーズンフルで見ると、このままでは頭打ちも見えているかな(1番バッターとして)という気はしています。

 

 

 

 

 

チームが上手く勝てない、負けられない状況であるという時に

 

 

 

 

どうやって「一番 木浪」は対応していくのか?

 

 

 

 

ここがシーズンの一つ注目ポイントだと思っています。

 

 

 

 

②守備力~今年木浪のエラーは目をつむろう~

 

バッティングに関しては卓越した素晴らしいものを見せてもらいました。

 

 

 

 

ただ、守備はまだまだ発展途上。

 

 

 

 

球際はまだまだ弱そうだなという印象を受けました。

 

 

 

 

シーズン中はエラーもたくさんするでしょう。

(ここは目をつむっていきましょう。笑)

 

 

 

 

 

基本線はショートで出場すると思いますが、1年間どう刺激されて上手くなっていくのか個人的に注目しています。

 

 

 

 

 

先日の西武戦の試合も、球界1のショート源田選手の守備を

 

木浪選手はかなり観察していました。

 

 

ああいう姿を見ていると、さらに応援したくなります。

 

 

 

 

 

シーズン中もプロの守備にどう対応するのか見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 余談 北条と木浪の決定的な差とは?

 

木浪選手の解説は今回はこの辺にさせていただきます。

 

 

 

 

 

が、一つ気になってしまうのは、

 

 

 

 

 

 現在オープン戦時点で、レギュラー候補であった北条選手と木浪選手との差が

 

 

くっきり分かれてしまったということです。

 

 

 

 

 

正直なところ私としては

 

 

北条選手のレギュラーはありきで、

 

 

「控えの木浪」という存在やチーム力も期待していたため非常にショックです。

 

 

 

 

 

 

好調の木浪選手と不調の北条選手はどこで差がついてしまったのか?

 

 

 

現段階で言えばやはりバッティングですが、

 

 

 

先ほどの木浪選手の好調の要因を開設した際にも書いた通り、

 

 

 

 

 

木浪選手は打ちに行った球を振り切れているのに対し、

 

 

 

 

 

北条選手は振り切れていないんですね。フォロースルーも悪い。

 

 

 

 

これに関しては昨年からの課題でもありましたが、

 

 

 

この違いがくっきり結果に差がついてしまっているなという印象です。

 

 

 

 

 

守備力に関してはまだ北条選手の方が慣れも含めて上ですから、

 

 

どうにか打撃の調子を上向きにあげてもらい、

 

 

木浪選手がへばってきた時に北条選手が出れるような状態でないと

 

 

 

 

チームとしても結構厳しくなるなと思います。

 

 

 

 

今年はこの二人の争いは注目していきましょう。

 

 

 

 

 まとめ

 

  • 木浪はインコースヒッター。バッティングセンス◎
  • 好調の要因は「振りぬけている」「カウントが作れる」から。
  • 今後の課題は「1番としての役割」と守備力 
  • 北条との決定的差をつけられているのは「振りぬけている」ということ。

 

 

 今シーズンの前半は木浪選手が今年のチームの顔にもなれる活躍はできると予想できます。

 

それぐらい打撃センスに関しては素晴らしいものを持っている。

 

 

 

 

ただ木浪選手がへばってきた時や、チームが勝てない時期に来た時に

 

木浪選手やチームがどう対応するのか?というところも

 

長いスパンで私も注目してはいます。

 

 

今年のシーズンも非常に楽しみになってきました。期待しましょう。

 

 

 

ちなみに木浪選手の全打席、阪神の試合はDAZNでしています。

 

 

新規1ヶ月無料トライアル期間もあるようなので、

 

 

とりあえずお試ししてダメなら期間内に解約もアリかと。

 

 

今年は巨人主催試合も見れるのでかなりおすすめです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。