金子千尋投手の自由契約、そして今後の移籍先について。
こんにちはカズヤです。
昨日、金子千尋投手がオリックスに正式に自由契約を申し入れたことを発表しました。
自由契約の最大の要因は金銭面。
今季年俸６億円から
野球協約が定める減額制限（１億円超は４０％）を超える
５億円減の来季年俸１億円を提示されたことでした。
事実上ほぼ戦力外通告でもあります。
それを飲んでの残留か、同意せずの自由契約か、
去就が注目されていた中で本人が選んだのは自由契約でした。
金子千尋投手は２００４年にトヨタ自動車からオリックスに入団し、
０８年に初めての二桁勝利を達成。
２０１０年には１７勝ちで最多勝
その後も安定した成績を残し、
１４年には投手タイトルを総なめで、沢村賞も受賞した経歴のある
言わずと知れた球界を代表する投手です。
彼の持ち味は多彩な変化球と
それを操る抜群の制球力が売りでしたが、
１５年、１６年と７勝でおわり振るわず。
１７年になんとか１２勝と持ち上げましたが、
１８年の今季は１７登板で４勝７敗に終わりました。
ここ４年間は全盛期とはほど遠い成績になってしまいました。
私も今年は彼の投球をよく見ていましたが、
明らかに全盛期の制球力、
そして多彩な変化球を生かすスピードガン以上のストレートはもうなくなっていました。
金子投手の不調の原因
不調の原因として考えられるのは、やはり右ひじの怪我でしょう。
元々金子投手は「怪我のしやすい投手」でした。
そもそもオリックスに入団する前から右ひじを故障しており、
プロ一年目の０５年は投げていないんです。
そして１２年はシーズン途中で怪我をし登板回避多数で９登板のみ。
１１年、１５年は手術をしています。
そしてそのすべての怪我が「右ひじ」なんです。
その怪我の影響が、ここに来て如実に出てきてしまっているのかなというのが
素直な印象です。
注目される今後の移籍先について
そして注目されるのは今後の移籍先ですが、
楽天は興味を持っているそうです。
また今年補強に力を入れている巨人や、
また彼自身としては、メジャーにも視野を入れているみたいですね。
同期の平野投手がメジャーで活躍しているのも刺激としてあるのでしょう。
私としては巨人やDeNAは無いと思っています。
巨人は以前、
金子投手のFAの際に交渉をしましたが、条件が折り合わず破断した経緯がある。
多分金銭面や契約年にかなりケチ入れられたのだと思います。
今回も金子投手が退団した理由は契約面が要因です。
巨人としてはあまり金子投手にいい印象は無いでしょう。
当時より安いとしても
わざわざ条件を吊り上げてまで獲得するメリットは
年齢なども考えると当時ほどはない。
そして次にDeNAですが、私は無いだろうなと思うのは
金子投手のピッチングと
ホーム球場である横浜スタジアムとの相性が良くないからです。
金子投手の球は回転がとても綺麗な球を投げます。
しかしその分飛ばされやすく、被本塁打も多いんです。
それにつけて、ホーム球場の横浜スタジアムは狭く
非常にホームランが出やすい球場です。
まったく有利に働くとは思いません。
そこを理解しているフロントは尚更あまり動かないかなと思います。
となると、有力なのは興味を示している楽天でしょうか。
ただ、メジャーから岩隈投手が帰ってくることも考えると
ベテラン右腕を二人も獲るのは正直微妙です。
実績はある投手なので間違いなく複数球団動くことは確実でしょうが、
獲得するかどうかは年齢や怪我も多く離脱しやすいということもあり
かなり難しいでしょうね。
ただセリーグは全体的に右腕が足りていない球団が多いので、
その辺がベストかなと。
メジャーという話もありますが、怪我に厳しいアメリカではちょっと考えづらい。
私的には、ヤクルトに行ったらちょっと面白い気はしています。
怪我という意味ではアレですが、もともと怪我持ちなので問題ない。笑
阪神ファンとしては阪神に来てほしいですが、あんまりなさそうですね。。。
去就を見守りましょう。
