プロ野球ブログ

プロ野球について思うことを淡々と。

【公示】阪神ラファエル・ドリス選手の自由契約について物申す!ドリスは絶対に放出してはいけない理由。

f:id:kazuyabaseball1625:20181203132432j:plain



こんにちはカズヤです。

 

 

昨日12月2日NPB自由契約の選手が公示され、

 

 

 

阪神は9人の自由契約を発表し、

 

中にはクロ―ザーのラファエル・ドリス選手の自由契約も発表されました。

 

 

www.sanspo.com

 

 

理由は契約交渉の難航だそうで、

 

球団は残留交渉を引き続きする予定だそうです。

 

 

www.sanspo.com

 

 

 

ちなみに今年のドリス選手の成績は

 

 

55試合登板 1勝7敗 32S

 

 

 

そして去年は37Sを記録しセーブ王を獲得している申し分ない実力です。

 

 

 

ただファンが気にしているのは

 

 

今季の「7敗」という成績でしょう。

 

 

 

球団とドリス選手の契約が難航しているのも、

 

この部分での評価の分かれ目だと思います。

 

 

 

この自由契約や今期のドリス選手について様々な意見が

 

ファンの中でもあるようですが、

 

 

 

私の意見は、

 

「サッサと金額上げて契約してくれ!!フロント!」

 

です。

 

 

 

 

 

私はドリス選手は今季の成績を見ても、絶対に来年必要な選手だと思っています。

 

 

 

というか、いないと本当に困る。

 

 

 

 

理由はファンの反対意見(自由契約でいい)も交え、後ほど書きますが、

 

 

 

 

 

とにかく今は自由契約になっている以上、他球団に交渉される可能性も高い。

 

 

 

 

クロ―ザーに困っている、西武なんかはめちゃくちゃ欲しいと思います。

 

 

 

だからさっさと1日でも早く契約してほしいんです。

 

 

 

 

 

 

ではなぜこれほどまでにドリスは必要だと思うのか?

 

 

 

言うまでもなく私は皆さん同じ意見だと思っていましたが、

 

 

案外そうではないみたいなので、代表的な反対意見をあげながら

 

 

いや「本当はこれだけドリスは必要なんだよ」という理由を書いていきます。

 

 

 

 

「今年のドリスは見ていて怖かった。7敗もしたらクロ―ザー失格。」

 

一番多いのはこの意見ですかね。

 

確かに今年のドリスは「不安定な印象」はありました。

 

 

 

実際に大事な場面で上がってきて、負ける試合があったのは事実です。

 

 

 

ただ、このデータを見てほしいんです。

 

baseballdata.jp

 

上記のページはドリス選手の「状況別の成績」を出してあるデータなのですが、

 

 

 

マトリクス表の総計した被打率を見ると、

 

 

 

リード時    ・227

 

同点時     ・325

 

ビハインド時  ・238

 

 

と、明らかに同点時に打たれて点を取られているんです。

 

 

 

 

ちなみに

 

同点時の登板成績は

 

1勝5敗1H 11.12

 

です。

 

 

 

そう。ドリス選手は同点時の登板が苦手なんです。

 

 

 

逆に言えばリード時はきちんと抑えられている。

 

 

 

そうでなければ、2年連続で30Sなんて記録できないですから。

 

 

 

 

 

今年これだけ「不安定な印象」が目立ってしまったのは、

 

首脳陣がドリス選手の適正を見いだせずに、起用し続けてしまったということです。

 

 

 

 

正直私も試合を見ていて、

 

「ここでもうドリス出すのか」という場面はよく感じました。

 

 

 

 

延長戦で他に投げさせる投手のいない場面ならまだ理解できたのですが、

 

まだ9回で投手も余っていて、しかも同点時に起用。

 

 

 

 

そして簡単に打たれて負けるという試合をよく見ました。

 

 

 

それだけ首脳陣も、ドリス選手の適性やデータを理解していなかったように思います。

 

 

 

 

逆に起用法を間違えなければ安定して抑えられるんです。

 

 

 

 

 

「クロ―ザーなんだからどんな場面でも抑えて当たり前だろう!」

 

 

という意見もあると思いますが、

 

 

 

あのセーブの日本記録を樹立した

 

ソフトバンクのサファテ投手も実は同点時によく打たれていたんです。

 

 

 

 

2016年度版 サファテ【ソフトバンク】投手成績詳細

 

 

この年は46Sとセーブ王ですが、

 

同点時の被打率を見るとドリス選手とそんなに変わらないんです。

 

 

 

 

しかし54Sを記録した17年は「同点時の登板」が激減しています。

 

baseballdata.jp

 

これは首脳陣が明らかに苦手な同点時の起用を避けたのだと思います。

 

 

 

54Sという記録はバケモノですが、

 

それだけ自分の「得意な場面」で投げてきっちり投げられたということ。

 

 

首脳陣の采配のおかげだとも言えます。

 

 

 

 

阪神もこうして起用してあげればなんら問題ないわけです。

 

 

 

逆に同点時はその適正に合う投手を投げさせればいい。

 

 

 

 

「7敗」という成績はドリスの実力が無いわけではなく、

 

 

単なる「起用法の問題」であったというだけです。

 

 

 

 

「抑えは、藤川と新外国人でいい」

 

2番目に多いのはこの意見。

 

 

ただ、首脳陣からしたらこんな怖い状況はないですよ。

 

 

 

そもそも藤川選手は来年で39歳です。

 

 

ファンとして、確かに私も「抑え藤川」はもう一度見たいですよ。

 

 

 

けれど現実的に考えて、体力的にめちゃくちゃきついですよね。

 

 

 

 

増してや、「抑え」で1年間フルではもう投げられないですよ。

 

 

 

今年は確かによく投げてくれましたが、

 

 

「抑え」はほぼ毎日出なくてはいけないですからね。

 

 

 

ビハインドやセットアッパーとして出るのとはわけが違います。

 

 

 

 

 

また抑えは、「新外国人の投手でいいじゃないか」という意見もあります。

 

 

現在阪神ピアース・ジョンソン投手と基本合意したことを発表しています。

 

 

www.sanspo.com

 

 

動画もあったので。

 

www.youtube.com

 

 

確かに新外国人も楽しみですが、こればっかりはクジみたいなもので

 

 

投げさせなければ全く分かりません。

 

 

 

正直阪神のチーム状況としては高齢化が進み、実力のある中堅がいません。

 

 

ただでさえ中継ぎも能見選手、藤川選手、桑原選手が中心になっている以上、

 

安定感はあっても「一年間計算できる投手」が少ない。

 

 

 

そこで抑え投手までもが、「計算できない」となると

 

 

首脳陣も一年間継投の計算ができない。

 

 

 

これほど怖いものはないですよ。

 

 

 

一人でもフル回転できる大エースがいれば話は別ですが、残念ながらいません。

 

 

 

 

ただでさえ「守り勝つ野球」をしなければいけないチーム状況で、

 

 

抑えが不安定ではチームが浮上することはまずないでしょう。

 

 

 

 

まとめ

何度も書いておきますが、

 

ドリス選手は2年連続できちんと「30S」を記録しているということ。

 

 

これだけで「絶対的に必要な選手」である理由は明白なんです。

 

 

 

冷静に考えて、その辺に「30Sできる投手」なんていないですからね。

 

 

 

 

けれど「金を出すなら自由契約でいい」と意見を言っている人は、

 

 

安くてもっと安定した投手が獲得できると勘違いしている。

 

 

 

 

確かに今年のドリス選手は不安定な印象もあり、「7敗」を喫しました。

 

 

けれどそれは先ほど書いた通り、「起用法の問題」だっただけ。

 

 

 

 

正しく起用すればセーブ王も余裕で狙えます。

 

 

 

 

 

それぐらいの投手であるということ。

 

 

 

だからこそ私は「さっさとお金払って契約しろ!」って言ってしまうわけです。

 

 

 

 

4億、5億要求しているならば話は別ですが、

 

 

せいぜい2.5億の複数年でしょう。

 

 

 

 

それぐらい払う価値は全然ある投手なんで、

 

球団が1日でも早く契約してくれることを祈ります。

 

 

 

 

合わせて読みたい

kazuyabaseball1625.hatenablog.com