日ハム高梨とヤクルト秋吉がトレード!!「ヤクルト高梨」は活躍できない!?その理由とは?
こんにちはカズヤです。
本日12月15日付
日本ハムの高梨投手とヤクルト秋吉投手を軸とした
2対2のトレードの可能性があるという報道がありました。
この報道を受けファンは
「ヤクルトには不利なトレードだったのではないか?」
「高梨選手はヤクルトでは活躍できないのではないか?」
とヤクルトサイドにあまり良い印象を受けないトレードに見えているようです。
私もこのトレードはヤクルトにとってあまりメリットのないトレードだという
印象を受けました。
それは高梨投手はヤクルトでは活躍するのが難しい投手だと思っているからです。
今回はデータに基づいたその理由と
どうすれば高梨投手は活躍できるのかを書いていきたいと思います。
「ヤクルト高梨投手」が活躍できない理由
それは、
高梨投手は「フライボーラ―」だからです。
「フライボーラ―」とは何かと言うと
「フライを打たしてアウトを取るピッチャー」の事です。
そんなフライボーラ―の高梨投手は
ホームランの出やすい球場でもある、神宮球場をホームとするヤクルトでは
活躍することは難しいのではないかということなんです。
しかも高梨投手は実は「空振りの三振率」も低い。
上記の球種別の空振り三振率を見てほしいのですが、
空振りが取りやすい「フォーク」は、18%
「スライダー」は、約9%と
かなり空振り率が低いんです。
「フォーク」だけで見ても20%は超えています。
「フライボール」な投手である上に、
空振りも取れないとなると
神宮球場で活躍するというのはデータで見てもかなり厳しいんです。
「ヤクルト高梨選手」が活躍するためにはどうするべきか?
秋吉投手が放出されたとなると、
ヤクルトは高梨選手を中継ぎで起用される可能性もあります。
もし神宮球場で高梨投手が活躍するならば、
「ゴロを打たせられて、尚且つ空振りも取れる球」
が一つ欲しいところです。
最近はヤクルトの投手陣で「スラッター」を投げる投手が多いんです。
「スラッター」とは、
スライダーとカットボールの中間ぐらいのボールです。
3年前にメジャーで流行ったボールでもあり、
日本でも藤浪選手のカットボールがその軌道に近いと言われています。
スピードや軌道が途中まで「ストレート」に近いため、
「空振り率も高く、当たってもゴロになりやすい球種」
なんですね。
日本でも十分まだ通じる球なので、
少しずつ投げ始める投手が増えてきました。
そしてヤクルトの投手陣も多く投げています。
もし高梨選手が活躍するために、
個人的には「スラッター」を覚えれば
神宮球場を考慮しても十分通じるのではないかと思っています。
確かに高梨投手は「スライダー」も投げてはいるのですが、
先ほど書いた通り、「空振り率の低いスライダー」を投げているんです。
それを見越してか、
投球割合を見ても、「スライダー」は全体の6%しか投げていないんです。
ほとんどがカーブとフォークを「決め球」として投げているんです。
しかし「フォーク」も空振り率はそこまで高くない。
もともと変化球は少ない投手なので、
現状のままだとホームでの活躍は厳しいでしょう。
だからこそ新球として「スラッター」は
高梨投手にかなり有効な球だと思われます。
環境的にも「スラッター」をつかう投手が多いチームなので、
この機会に覚えておいていいのではないかと思っています。
まとめ
新天地で活躍する選手は多くいますが、
高梨投手は今回のトレードで
余計に厳しい環境に行ってしまうなというのが
素直な感想です。
おなじ地元出身の投手なのでぜひ頑張ってほしいです。
そういう思いも込めて今回は書きました。
来シーズン高梨投手は神宮でどう対応してくるのか、
少し注目してみたいと思います。
では。