【阪神タイガース ボーア】はなぜオープン戦打球が上がらなかったのか?
youtubeでも解説しています
[https://youtu.be/nuo_pwYzQcs
今回は阪神タイガース期待の新助っ人ジャスティン・ボーア選手について。
ボーア選手はオープン戦20打数4安打打率.200 0本塁打1打点に終わり、4番候補としては物足りない数字を残したまま終わりました。
特に気になってしまうのが本塁打がゼロだということです。4安打の内容も全てシングルヒットで打球が中々上がっていません。
なぜ打球が上がらなかったのでしょうか?
今回はこの原因について考えてみたいと思います。
評論家の意見を見ると、外国人特有の「下半身が使えておらず上体に頼って打っている」という意見がありましたので、
昨年のメジャー時代センター方向にホームランを打ったフォームとオープン戦のセンターへライナー性のヒットを打ったボーア選手を見比べて検証したいと思います。
こうしてみるとそこまで上体だけで打っているようにはあまり見えません。
体重移動のバランスも良い印象で、頭もあまり動かず、アッパーではなくきちんと上からバットも出て最短距離で振れています。フォームの形は悪くないでしょう。外国人特有な、「上体だけに頼って打つタイプ」の打者ではないと言えます。
しかし、インパクトの瞬間を比べると少しオープン戦の時は昨年のシーズン中に比べて、下半身に体重が微妙に乗り切れていないかという印象はあります。
この微妙な差が打球が上がってこない原因だと思われます。
フォームの形は悪くないと見えます。
キャンプの疲れが溜まっていたのでしょうか、身体のキレが戻りきれないままオープン戦が終わってしまったというのが本当のところでしょう。
開幕は延期になり不透明なままですが、ボーア選手にとっては身体のキレを取り戻す良い時間かもしれません。
「日本のピッチャーに順応できるか」という問題もあるので活躍は分かりませんが、オープン戦の結果で悲観する必要も特にないでしょう。