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「フェイスガード」がプロ野球界で流行している本当の理由。不調だった打者達を覚醒させている「予想外な効果」とは?

 

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DAZN



こんにちはカズヤです。

 

 

 

 

今回は「フェイスガード」の意外な効果について書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

今年2019年のプロ野球キャンプを見ると、

 

 

ヘルメットに「フェイスガード」を付ける選手を多く見るようになりました。

 

 

 

 

 

ほとんどのファンの方やマスコミは、この流行を

 

 

 

 

 

「顔面死球を避けるため」

 

 

 

だとか、

 

 

 

「カッコつけ」

 

 

 

などというような声を目にしますが、

 

 

 

 

 

 

実はそれだけではないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではなぜ今年これだけ野球界で流行しているのか?

 

 

 

 

 

 

そしてフェイスガードによって

 

 

多くの選手が打撃が開花している意外な効果とはなんなのか?

 

 

 

 

 

今回は書いていきます。

 

 

 

 

 

 

そもそも「フェイスガード」ってなに?

 

 

フェイスガードとは「顔面死球」を守るために作られたもので、

 

 

実名は「Cフラップ」とも言います。

 

 

 

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上記のようにヘルメットに顔を覆うように取り付けることができます。

 

 

 

 

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元々は厳しい内角攻めが多い、MLBの強打者ら

(スタントンやミゲル・カブレラ、トラウト、ハーパーなど)

 

 

 

が使い始めたのが始まりでした。

 

 

 

 

 

 

その後はMLBで多くの打者が当たり前のように使用するようになり

 

 

 

少しずつ注目が集まりました。

 

 

 

 

 

 

それから日本でも

 

 

昨年2018年からバレンティン選手や柳田選手をはじめ、

 

 

 

日本野球界の強打者からも使われるようになりました。

 

 

 

 

 

 

当時まだ日本では違和感のあるフェイスガードについて、

 

 

 

多くのファンは「安全性を考慮しての事」かと憶測も飛んでいましたが、

 

 

 

 

 

柳田選手はその件について

 

「かっこいいからamazonで買った」と答えていました。

 

 

 

 

この一件もあってか

 

 

マスコミやファンからも

 

 

安全性だけでなく、

 

 

 

「ファッション感覚」でつけている選手の方が多いのでは

 

 

 

 

との見方もされるようになったというわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の「フェイスガードブーム」はただの選手のカッコつけなのか?

 

 

年が明け、

 

2019年のキャンプを見ると

 

 

ほとんどの球団でフェイスガードを付けている野手が多くみられるようになりました。

 

 

 

 

 

 

そして驚くべきことに

 

 

 

フェイスガードを付け始めた野手のほとんどがホームランを量産する強打者ではなく、

 

 

 

 

 

 

昨年まで不調だった野手や

 

 

 

イマイチ開花できていない野手。

 

 

 

 

いわゆる「中距離バッター」に多く使用されるようになったということです。

 

 

 

 

 

この現象について多くのマスコミやファンからは

 

 

 

「多くの選手がメジャーリーガーのようにカッコつけ始めた」と言われるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

が、何度も言いいますが実はそうではないんです。

 

 

 

 

 

そして面白い事にそのフェイスガードをつけた野手の実践を見ていると、

 

 

 

 

今まで不調だった選手ほどフォームやスイングが良くなりはじめ、

 

 

 

 

結果を出し始めたということ。

 

 

 

 

 

 

 

これは決して「カッコつけた」からという安直な理由ではなく、

 

 

 

 

 

フェイスガードをつけることにより

 

 

打撃を開花させる意外な効果があったということが分かりました。

 

 

 

 

 

このフェイスガードブームはその効果によって起こったと言えます。

 

 

 

 

 

視界が狭まることによって得られる、「フォーム矯正」

 

フェイスガードをつけた多くの選手が言うのは、

 

 

 

「視界が狭まる」ということです。

 

 

 

 

そして

 

 

視界が狭まることにより、「ボールの見え方が変わる」

 

 

と言われています。

 

 

 

 

 

 

 

これだけを見ると一見、

 

 

 

 

「えっ?視界狭くなったら打てなくなるんじゃないの?」

 

 

 

 

と思う方もいると思いますが、

 

 

 

 

 

 

実は

 

視界が狭まるからこそ、野手にとってプラスの効果を見せているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは先ほど書いた、「ボールの見え方が変わる」という点です。

 

 

 

 

 

 

 

視界が狭まることによって、ボールの見え方が変わるため、

 

 

 

 

より、ボールに集中するために

 

 

 

 

各野手の打撃フォームの「無駄な捻り」が軽減されているんですね。

 

 

 

 

 

 

 

これは何を意味するかと言うと、

 

 

 

 

阪神の野手陣がものすごくいい例なのですが、

 

 

 

 

 

 

昨年阪神の多くの野手は右方向に強い打球を飛ばす意識が強く、

 

 

 

構えた時から違和感を覚えるほどの「無駄な捻り」がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の記事で中谷選手を例に解説しましたが、

 

 

 

kazuyabaseball1625.hatenablog.com

 

 

 

 

 

打つ前から捻りすぎてしまうと、バットの出が悪くなりボールに中々当たらず

 

 

 

当たっても弱い打球しか飛ばなくなってしまうんです。

(詳しくは前回の記事へ)

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしフェイスガードを付けることにより、

 

 

 

 

視界が狭まっているため、

 

 

 

 

「無駄な捻り」をしてしまうと

 

 

 

 

そもそもボールが見えなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

このフェイスガードのデメリットと思われる

 

 

 

 

「視界が狭くなる」という効果が

 

 

 

多くの野手にとって、「無駄な捻り」を抑える「フォーム矯正」になっているんです。

 

 

 

 

 

 

そのため

 

 

 

昨シーズンまで不調だった選手がフェイスガードを付けたことにより、

 

 

 

フォームがよりシンプルになり

 

 

 

バットの出が見違えるほど劇的に変わっている選手が増え、

 

 

 

結果を出し始めているというわけなんです。

 

 

 

 

 

 

つい最近では高山俊選手もフェイスガードを付けはじめ

 

 

いきなり実践でホームランを打っていました。

 

 

 

 

 

阪神だけでなく、全球団の多くの選手をつけその効果を実感している記事も

 

何度か目にしています。

 

 

 

 

 

 

 

これからまだまだ、フェイスガードを付ける選手は増えていくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

これを読んだ皆さんは決して「あいつらカッコつけてる」なんてことは今後言わないようにしてくださいね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

  • フェイスガードは、元々は安全性を考慮し作られた道具
  • 多くの人は「カッコつけ」だと勘違いしているが、そういうわけではない
  • 多くの選手の間では視界が狭まることにより、「不必要な捻り」を軽減できる矯正道具になっている。
  • その効果を実感している選手が急増し、今年ブームになった。

 

 

昨日からオープン戦(練習試合)が始まったことにより、

 

 

この2日間でフェイスガードをつける選手がまた一層増えました。

 

 

 

もし今後オープン戦を見れる機会がある方は、

 

 

フェイスガードを付けている選手がどれだけ昨年と変わっているか

 

 

を見比べてみてもかなり面白いと思います。

 

 

(フォームやトップ、スイングなど)

 

 

 

 

 

個人的には楽天オコエ選手はものすごく理想的な打ち方をしていたので感動しました。

 

 

 

今後もこの件については、オープン戦を見る中でシェアできたら書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

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